古コウルドン　カップ＆ソーサー＆プレート　１客の出品です。この金彩が美しいトリオは、イギリスの名窯、コウルドンになる前のブラウンウェストヘッドムーア社の製造された品です。ずいぶん前に入手したのですが、出品できずにいました。それというのも、カップに「ＣＯＵＬＤＯＮ」と刻印はありますが、ソーサーにはひし形の変なマークがあって、プレートには刻印がありません。「あれ？　本当にコウルドンなのか？」いろいろとネットで調べても出てこないんです。他の物は、コウルドンなら、ソーサーにも刻印があるんです。「でも、なんか独特なハンドルだな」金色でなんだろう、ロープみたいな感じ？で、ロープハンドルで調べてみたら。「おー、あった！」全く同じハンドルの物がみつかったんです。それも、高価の物ばかり。調べたらダイヤモンドマークの意味も分かりました。イギリスのビクトリア朝の頃に決められたカイトマークと言うんです。ダイヤモンドの中の英字と数字で、いつ登録された物か分かるんです。このカップは1868年9月25日にパテント登録されたことが分かります。コウルドンの名前になったのが1905年なので、改名前のブラウン-ウェストヘッド、ムーア社の時のデザインのカップなんです。実に１５０年前のアンティーク品なんです。逆になんで、カップにコウルドンの刻印があるのか不思議になってしまいました。もしかしたら、元々はコウルドンの刻印はなくて、後から入れた刻印かもしれませんね。窓絵にはバラとスミレが描かれていて、ハンドペイントです。産業革命の頃で大量生産がされていない時代ですから、当たり前なんですが。カップの赤色はバーガンディカラーで、金彩は24金です。ベティスタイルの高台、ロープハンドル。とにかく豪華な物ですね。カップ等の状態は美品です。カップやソーサーの縁の金彩も、カップ内側の金彩の模様も綺麗です。プレートに光にかざすと見える小傷がある程度です。１００年以上前のアンティークカップとしては、状態がとても良いんです。■サイズ詳細カップ直径９．２㎝高さ５．９㎝重さ１２０ｇ容量１７０㏄ソーサー直径　１４．０㎝高さ　２．２㎝重さ　１１８ｇプレート直径　１７．８㎝高さ　　１．４㎝重さ　　２００ｇ