★藤城清治 レフグラフ「大きな約束」★

商品詳細

■作家・作品詳細


藤城清治
日本だけでなく世界的に評価の高い影絵の巨匠。


略歴

1924年 東京都生まれ。
1946年 後の“木馬座”の前身となる人形と影絵の劇団
“ジェヌ・パントル”を結成。
影絵劇、ミュージカルなどを上演開始。
1948年 雑誌『暮しの手帖』編集長・花森安治氏に認められ、
同誌に影絵の連載をスタート。
1950年 最初の影絵絵本、『ぶどう酒びんのふしぎな旅』を出版。
1966年 テレビ『木馬座アワー』のキャラクター“ケロヨン”を制作、
日本中で爆発的な人気を集める。
1974年『暮しの手帖』にカラー影絵を連載開始。
1978年より表紙絵も制作。
1979年 大阪で初の影絵原画展を開催。以降、毎年1回定期開催。
1987年 ニューヨークにて海外初の影絵展を1ヶ月に渡って開催。
大好評を集める。
1989年 紫綬褒章受章。
1993年 雅子妃殿下へご成婚記念作品《未来へ向けての美しい夢》を献上。
1995年 勲四等旭日小綬章受章。また、〈国際船と海の博覧会〉
公式ポスター制作、外務省派遣文化親善大使として世界各国で
影絵芝居を上演。
1996年 長野県白樺湖に影絵美術館開設。
高さ9ｍの大壁画、全長30ｍの全円周壁画を制作
1997年 鳥取夢みなと博覧会で3ヶ月ライブ上演‘97エキスポ地球振興賞受賞
1998年 北海道紋別郡生田原町の、木のおもちゃワールド館内に
影絵美術館開設
たて9ｍ×よこ18ｍの、世界最大の影絵壁画「光彩陸離」完成
1999年 日本児童文芸家協会より児童文化特別功労賞を受賞
2001年 ジャパンエキスポ大賞受賞

2004年 東京都写真美術館で80才傘寿を記念した「藤城清治の世界展」
を開催。2ヶ月で来場者6万人を超す。
2006年 実際にドイツを旅し、ルードヴィッヒⅡ世の夢の結晶である、
「ノイシュヴァンシュタイン城」の影絵を制作
2012年「藤城清治の影絵展 光と影のファンタジー」を開催
（熊本県立美術館・奈良県立美術館）
2013年 栃木県那須郡那須町に影絵美術館を開設
2014年 福岡市博物館で「藤城清治 光と影の世界展」を開催



★作品タイトル「大きな約束」

影絵展などで見掛ける代表作の１つ、「大きな約束」。
上高地のような景色を背景にした、"祈り"をテーマにした作品です。

この作品のルーツは意外に古く、1960年に出版された初の作品集
「影絵」に載っています。
当初は簡潔な内容で、こびとも2人しかいませんでした。
しかしその基本的な構図はすでに完成され、骨格となるイメージも
変わっていません。
そして添えられた詩は、谷川俊太郎作。
こんなすごいコラボが50年以上も前に実現していました。

そのあと1977年に出版された2冊目の作品集「藤城清治影絵画集」
でも、再度リメイクされた「大きな約束」が載ります。
現在の作品に近づきます。
（現在のものとソックリに見えますが、細かく見てみるとあちこちに
微妙な違いがあります）

「大きな約束」のイメージは、1996年に建てられた白樺湖影絵美術館の
壁画「白樺湖の四季」の中にも、くりかえし描かれています。
こびとの向きが反対でカラーにもなっていますが、この場面は現在の
作品よりも、むしろ1960年の最初のイメージにとてもよく似ています。

この「白樺湖の四季」は、2008年にはNHKみんなのうたの「HANA」の
ためにアレンジされました。
歌の後半 クライマックスのシーンで、冬の木々に花が咲くのです。
当時は意表を突く場面展開に驚かされたものでした。

50年にわたって何度も作られてきたこれらの作品は藤城先生がいかに
このモチーフを大切に扱ってきたのかがよく分かります。
それは、「大きな約束」が"祈り"をテーマとしていることとも、
決して無関係ではないような気がします。



■サイズ・コンディション、その他


サイズ

画寸 18cm×18cm
額縁 37cm×37cm


コンディション

とても良好な状態です。未使用に近いです。


その他

作品面マージンに作家直筆サイン、エディション有り
額縁裏側に画廊シール、個人贈答品記載有り


プチプチで保護し段ボール梱包（配送注意：ガラスワレモノシール貼り発送）
致しますが、アクリルカバー等、配送中万が一破損しても保証対象外に
なりますのでご了承願います。


!かんたん決済（詳細）

発送詳細 ヤマト運輸
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